ぼくと佐智子

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zoom RSS もどかしさ

<<   作成日時 : 2006/05/26 21:20   >>

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画像この間、佐智子と二人で出かけた時の事でした。

佐智子が急に声かける。

「父さん・・チロウチイチャン。」…と、佐智子ちゃん。

「えっ?なに?」…と、お父さん。

「チッロッチイチャン!」…と、佐智子ちゃん。

本人は、キッパリ言い切った…でも、やっぱり解らない。

「なあに?チローチーチャン?」…と、お父さん。

それを何度か繰り返す。

見れば佐智子が指差し示す。

そちらにあるのは量販店。

時々、観に行く映画館が入っている。

チロウチイチャンが解らない。

きっと、何かのキャラクター。

それが何か…解らない。

そんなもどかしい時間が過ぎて行く。





それから、中華屋さんで食事して、お家に帰る、その途中

さっきの量販店が見えて来た。

「チロウチロウチイチャン」…と、佐智子ちゃん。

ところが何故か今回は

「チロウチロウチイチャン」が

「クレヨンしんちゃん」に聞こえ始めた…お父さん。

そこで早速…携帯電話。

「母さん…今、○○グランでクレヨンしんちゃん、しとる?」…と、お父さん。

「うん、まだしとると思うよ。」…と、さっちゃんママ。

「あ〜!やっぱり!いやあ、さっちゃんがチロチロチイチャン、チロチロチイチャン言うてうるさいけえ、何の事やろうと思うたんやけど、やっぱりクレヨンしんちゃんやったんやなあ。」…と、お父さん。

「でも、さっちゃんは、この前観とるよ。」…と、お母さん。






「なんね。さっちゃん。クレヨンしんちゃんやったん?」…と、お父さん。

「チロウチイチャン」…今度は何故か「クレヨンしんちゃん」と聞こえてくるから摩訶不思議。

父さんよりも、もっともっと、もどかしかったのは佐智子でしょう。

「そうねえ、クレヨンしんちゃんねえ。」…と、お父さん。


「クレヨンしんちゃん、面白かった?」…と、お父さん。

コクリ頷く佐智子の頭…撫で撫で帰るお父さん。


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昔、手話をやっていたので意志の疎通がいかに大事かは解っているつもりです。

何度も言うように、佐智子は決して成長が早い方ではありません。言葉はまだまだ相手に通じる段階ではありません。

だから私は、佐智子の言う事を出来るだけ解ってあげたいと思っています。佐智子自身も少しずつ、他の子との違いがある事に、何となく解り始める頃かも知れません。

私でさえ、佐智子の言う事を理解するのは一苦労します。まして、佐智子の周りの子供達はなおさらでしょう。もちろん、佐智子に言葉の訓練をする事は継続していきますが、その間、佐智子を孤独な子供にはしたくはありません。

佐智子は私を、よくからかいます。悪戯もします。でも、それは私に対して安心しているからだと思っています。だから、悪戯されても叱りません。

佐智子を見ていると、人に対して目を合わせません。心の何処かに、不安があるのでしょう。

自分の意志がはっきり伝わらないと言うのは、とても寂しい事です。それは聾唖の人達と付き合って来た経験で良く解っています。だから、私は、佐智子がいつでも目を合わせられる安心出来る存在でありたいと思っているのです。

学校の先生でもないし、療育の勉強もした事もないので、自分なりにやるしかないのですが、これからの佐智子には人とのコミュニケーションの方法を教えて行かねばと思っています。

笑顔と投げキッス、それに話す事さえ出来れば、後はなんとかなるでしょう。

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もうだいぶ前から気にしていたサイトがあります。今日からリンクしています。

ブログ名「元気をくれる子供たち」
元、養護学校の先生のサイトです。現在も特別支援学校の先生をされています。時々、新聞紙上を賑わす不届きな先生もいますが、こんな素晴らしい先生もおられます。素晴らしい先生は、私達のような親達が支援してあげなければと思います。更新数は少ないですが、とても胸を打つサイトです。是非、ご覧下さい。http://papipu.at.webry.info/




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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
こういうもどかしさは私も今よく経験しています。アイが少しずつ言葉が出始めているので、一生懸命、何か話しかけてくれるのだけど、わかってあげられないときは、すごくもどかしく、申し訳ない気になります。でも、それがある日、わかった時には本当に嬉しいですよね。子どもの生活をよく見ていると、人にはとてもわからない発音でも、ピンとつながることがありますよね。さっちゃんパパさんがおっしゃるように、この子たちは、ほんとは、いろんなことをわかり、たくさん感じているのだけど、それをうまくコトバに表現できなくて、相手に伝わらないさびしさ、もどかしさも度々感じているのでしょうね。少しでもさっちゃんの心に近づこうとするパパさんの熱く切ない思いに打たれます。でも、さっちゃんには、ステキな笑顔という武器がありますね。私も、アイには、言葉だけでなく、人と心を通わせるための、いろんな側面を養ってやらねば・・・と思います。
カメ
2006/05/27 06:07
◎カメさん
アイちゃんは、もう素晴らしい笑顔ですよ。可愛くて食べちゃいたい笑顔です。
難しい事は解りませんが、子供がいつでも帰る事の出来る安息の場所でありたいと思ってます。そのためには、心身のゆとりが必要ですから、お互いに健康には気をつけましょうね。
さっちゃんパパ
2006/05/27 08:36
一生懸命伝えようとする健気なさっちゃん。
一生懸命わかって理解してあげようとされる、
お父さん。ほんとに素晴らしいです。
 私の友達のお母さんですが・・
子供さんが自閉が強くて、言葉が出なく、
そのイライラで手がよく出ていました。
お母さんも頑張っていましたが、
お母さんの手はあざ、噛み傷で一時期すごかったです。
「息子もだんだん大きくなってくると、力も強く、私ではどうにもならんよ・・
自分が言葉がしゃべれなく、意思疎通が上手く出来ない、つたわらない、本人が一番辛いんやと思うわ・・・」と言ってたの思い出します。
  
さっちゃん、アイスおいしそうやね〜〜
おばちゃんも食べたいわ〜〜〜〜^^
  リンクの件了解しました。
kazu
2006/05/27 12:57
◎kazuさん
何をさせるにも、まず言葉ですからね。出来るだけ家族間での会話から始めて、他人との挨拶や言葉のやりとりを練習させたいと思ってます。
佐智子は、食いしん坊で、食べ物は欲張りです。ちょっと頂戴と言っても、なかなかあげませんよ(笑)横取りすると「ずる〜い」と柔らかく怒ります。その顔が可愛くて、よく横取りをします。
さっちゃんパパ
2006/05/27 17:31
映画のコメント入れておいてたら子供に消されてしまって、その後PCに向かえなくてごめんなさい。

もどかしさ・・・。
最後に、さっちゃんパパさんがさっちゃんにとって安心できる場所でいたいという気持ち、素敵です。
いい家族って、やっぱり安心できたり、信頼できてたりする場所ですよね^^
それって自分の中で一番大事な場所であり守っていきたいって場所でもあると思うのです。
私も光陽にとって安心できてる場所でいたいと思いました。
今の光陽は『あ〜』とかしか言いません。でも、その言葉でも甘え声・怒っているかがわかるって事は幸せですよね^^母親だけしかわからない光陽の声を大事にしたいなぁ〜ってつくづく思いました。
さっちゃんパパさんの感性って素敵です^^
ささ
2006/05/27 20:54
◎さささん
有難う御座います。今も、佐智子は私の布団で寝ています。土日は、私と寝る事が多いのです。さっちゃんママもそうしてくれます。寝ながら布団の中でも、色んな話をしながら寝るようにしています。殆どは、理解不能でも話す事が大事かなと思っています。
さっちゃんパパ
2006/05/27 21:54
さっちゃん語があるんですね、りんもりんりん語で話します、一生懸命聞いて答えるけど、時には違うとりんりん怒り出し、、理解できない私、、たまに困ってます、、。
りんりん
2006/05/28 17:18
◎りんりんさん
沢山ありますよう。でも、この頃だいぶわかる様になってきました。佐智子も言葉や文字に興味が湧いてきているようなので、今からドンドン教えていこうと思っています。焦らず慌てず根気よく続けるつもりですよ。りんりんママも頑張ってね♪
さっちゃんパパ
2006/05/28 17:32
おじゃまします。「元気をくれる子供たち」の管理人です。
ハンドルネームはpepoですのでよろしくお願いします。
私のことを過分に評価していただきまして、ありがとうございます。こそばゆい感じです。
さっちゃんパパのブログから訪問される方が見られます。期待に応えられると良いのですが。

「もどかしさ」
伝えたいけど伝わらない。解かりたいけど判からない。もどかしいですね。伝わるまで伝えたいと思うこども。必ず判ってやるぞと思う親。すばらしいことですね。いいなぁ。
これって、さっちゃんパパの特権ですね。

pepo
2006/05/28 18:10
◎pepoさん
ご訪問ありがとうござます。私は、pepoさんの飾りのない記事が大好きなんです。短い文章の中に、子供達への思いやりが充分に込められていて感動します。同時に、色んな事を考えさせられました。どうぞマイペースで構いませんから、出来るだけ永く続けて下さいね。
「特権」と言う言葉は嬉しいです。誤解を受けそうですが、時々「悔しかったらダウンちゃんの親になってみろ」と思う事もあるんです。それくらいに可愛いんです。今後とも宜しくお願いします。
さっちゃんパパ
2006/05/28 18:37
うちも近いうちに同じように悩むんだろうなあと思いながら読んでました。
でも、療育園で、大きい人たちみてると、けっこう達者にしゃべってたりするから、いずれ、遅くとも、会話が成立するようになるんだろうなあなんて、気楽に考えてたりもしますが。さっちゃんも、突然、ぶあーっとそのうちしゃべりだすかもしれないから、期待を持って、楽しくおしゃべりしましょうね。優しい家族のもとで、たくさん体には言葉が蓄積されているから、さっちゃんは幸せです。
あーまま
2006/05/28 22:22
もどかしさ…ありますよね。ハルはこちらの言ってる事は理解出来ているようです。が、肝心のハルの言ってる事がさっぱり解らない事がしばしばあります。ハルはママに伝えたくて服を引っ張ったり、体を叩いたりママの意識を自分に向けて必死に伝えようとします。私も何とか解ってあげたくて、色々聞くのですが中々ビンゴしません。こんな時のハルの悲しそうな表情を見るのが辛く、解ってあげられない自分がもどかしく思います。そんな時、ヒナが「ハルくん、○△□言うてるんちがう?」と一言。まさかぁと半信半疑でハルに聞くと、これが意外にビンゴ!!だったりするので余計に凹むママ…。いつまで、ヒナはハルの気持ちを読み取れるのかな?
mahiha
2006/05/28 23:13
◎あーままさん
はい、佐智子も最近おしゃべりをしたい気持ちが強くなっているのが良くわかります。確かに、体の中に言葉が蓄積されているような感じです。
いつか、佐智子のうるさいお喋りを頷きながら聞くことが出来る事を夢見ています。ありがとう。
さっちゃんパパ
2006/05/29 08:05
◎mahihaさん
解ってあげられない時は、悲しくて辛いですよね。出来るだけ、子供の目線で想像してあげるしかないんですが、それでも難しいです。
ヒナちゃんが読み取れるのも、やはり子供だからでしょうね。
でも、子供も段々と成長してくるし、親も成長してきますから、いずれは全てを理解できるようになると思います。お互いに頑張りましょうね。
さっちゃんパパ
2006/05/29 08:11
数年前のことですが、娘がペラペラしゃべるけど、何を言っているのかまったく分からない。ただ、時々「…おかあさん…」のように、聞き取れる単語が混じる。そんな時期がありました。
私は娘のひとり言をビデオで撮影し10回、20回と繰り返し聞きました。そうすると、意味の分からないペラペラおしゃべりが、言葉として聞き取れてくるので驚きました。

ある研究会で専門家から「子供の言っている意味が分からなくて聞き返す時には、あなたの発音が悪いと言ってはならない。今、お母さんがボーっとしていて聞いてなかったから、悪いけどもう一回言ってくれる?と『聞き手が悪かった』ことを伝えて、言い直してもらうように。」と教えてもらいました。

耳や舌など、いろんな事情があるので、全員にこの方法が有効かどうかは分かりませんが…。
kimiko
URL
2006/05/30 04:29
◎kimikoさん
有難う御座います。とても参考になるお話です。私は佐智子の事で迷う時、いつもkimikoさんのHP(YUKAのおもちゃ箱)を先ず開いてます。最近、掲示板にはお邪魔しませんが、私にとっては百科事典みたいな場所なんですよ。

確かに耳や舌もありますからねえ。佐智子は三文字以上の言葉になると、覚えにくいのか言いにくいのか話しにくくなります。記事の中にも書きましたが、人と目を合わせないのも、話す事に臆病になってるのではないかと想像し、佐智子が話す事を出来るだけ遮らないように気をつけています。聞きなおし方も言われるようにやってみます。

写真にあるように、最近は本を読んだり文字や言葉にとても興味を持ち始め、本人もお喋りをしたくて仕方がないのが解りますので、もうすぐだと思ってます。

アドバイス有難う御座いました。これからも宜しくお願いします。
さっちゃんパパ
2006/05/30 06:50
専門家の受け売りです…。

この前娘が玄関で「どぼろうがいるから入れない。」と言うので、「どぼろうがいるの?」と聞くと「違う。」と答えました。「泥棒がいるの?」と聞くと「そう!!」と答えました。子供はちゃんと言っているつもりなんですね。専門家が「発音やいい間違いを何回も直すと無口になります。それよりもおしゃべりすることが楽しいと分からせてあげましょう!」と仰る所以と感じました。

安藤先生は「早ければ良いっていうものではない!」と仰います。その子、その子の時期があるんでしょうね。さっちゃんと色々とお話できる日が楽しみですね。

私もさっちゃんが大好きです。
kimiko
2006/05/30 12:01
◎kimikoさん
そうですよね。無口と言うか臆病にならないように気をつけてます。気長に佐智子をお喋り出来る日を待ちます。
昔、手話をやっていた時も、とても優秀な人も居れば、親の期待に潰された人も見てきました。そんな事がいい経験になっていると思います。ただ、そう思ってやっていても、いつも「これでいいのだろうか?」と思っています。ですから、このようなアドバイスを頂けると自信がつきます。有難う御座いました。
色んな人に愛される佐智子に育てたいと思います。
さっちゃんパパ
2006/05/30 19:07
ダウンの子って小さい時は本当に人なつっこくて笑顔を向けられるとコチラまでつられて笑顔になってしまうほど。だけど年頃になったりある程度大きくなると、人見知りっぽくなる子が多いですよね。ホルモンのバランスのせい、と何かで見た事があるけれど、多分コミュニケーションが上手くとれない事や自分の障害を自覚してきたりして、内向的になってしまう部分もあるんでしょうね。さっちゃんノンビリで良いから上手にお話が出来るようになる事、応援してます☆それから障害があっても「さっちゃんはさっちゃん」で、そんなさっちゃんを愛してる人がたくさんいる事をさっちゃんの自信につなげてほしいデス☆
かのママ
2006/05/31 07:47
◎かのママさん
ありがとうございます。本当に私の気持ちをよく解っていただいてると思います。
このブログを始めたお陰で、佐智子はもう私一人の佐智子ではなくなってきてるのかも知れません。この先、どんな事があるか解りませんが、どんな事があってもブログは続けて行きたいと思ってます。そしてどんな時でも、佐智子を寂しい子には絶対にしないつもりです。応援ありがとう。これからもよろしくお願いします。
さっちゃンパパ
2006/05/31 19:29

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